Love Side 
「悪い萌香、俺少し考えたい帰ってくれ。」


「駄目よ、だから私は来たのよ。

 結城君が結婚して佐伯さんが一人になったら

 あなた佐伯さんに行っちゃうじゃない。

 嫌なのよ、

 好きなの

 ずっと後悔してるの

 あれからずっとよ

 たとえ見てくれなくても

 簡単に手放すんじゃなかった

 あなたほど本気になれる人いなかったのよ。

 もう一度私を見て。

 私を幸せにしてくれるんじゃなかったの?」


「もう終わったんだ。」


春日の一言で

あたしの振り絞った勇気はあっけなく切り捨てられた。

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