彼を愛する10の定理

誰よ!そんな嘘の噂流したの...
どうしよ...また"バイト"増やさないと...

「麗華様?顔色が悪いですよ?」


「平気です...」

笑顔!何があっても笑顔よ麗華!


「それじゃあ、また」

私は後ろに居た名前もしらないとりまき男子に挨拶をし、
教室に入った。

「おはよう、麗華!相変わらず...ね」

教室に入って挨拶をくれるのは、唯一
私の"秘密"を知る桜だった


「相変わらずって何よ?」

桜の前では、いつもの嘘笑顔も言葉遣いもしない、


「ふふ...鏡みてみなさい?すごい顔してる」

笑いながら私の顔を指さす桜...

まったく、


「失礼ね」
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