アタシが守ってあげるからね。
「そんなんじゃない!!」

「何ムキになってんの?」

「ごめ…。揺流香。揺流香はまだ由宇夜の事好きなんでしょ?自分の名前呼ぶの、嘘つくときだけ アタシになるの知ってる。」

揺流香の顔は真っ赤で、今まで見たどの顔よりも可愛かった。

「流石ね。望羽も由宇夜クンのこと好きなの知ってる。でも、揺流香には彼氏いるし。 
彼氏の方が好きだから。
由宇夜クンの彼女は柳澤 美夏 っていって3年B組。とっても綺麗な人よ。」

アタシはある決心をした。


「揺流香、ありがと!行くね。後でジュース奢る!」
体育倉庫を出た。
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