アタシが守ってあげるからね。
「よろぴく〜」三谷から極上の笑顔が飛ぶ。

ドキン
鼓動が激しく動く。
自分でも嫌なほどわかった。

あぁ、これは恋だ。
これが好きってことなんだ。

これがあたしの初恋となった。


「よろしく!由宇夜って呼んでいい?」

「じゃ、俺も望羽な。つか、お前さぁ“学校1の最強女”なんだって?」
―…は?

「てめぇ、なんつった?しばかれてぇのか。」

アタシは胸ぐらを掴み、殴りかかっていた。

冷や汗がタラリ…
授業中だし、絶対嫌われたよ…

こんなつもりは―……

こうして、アタシのハラハラな恋が始まった。
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