蒼穹の誘惑
蒸気した表情で見つめれば、言葉は必要なかった。高宮は一気に自身の下肢をみずきの中へと挿入した。

すざましい快感がみずきを襲い、みずきはその瞬間達してしまった。

高宮の動きは容赦なく、一度達したみずきを奥深くまで突き上げる。

その度にみずきは、痙攣したように身体をくねらせ、蜜を溢れさせた。

高宮はまだ足りないと、更に激しく腰を打ち付けみずきを求める。

汗がほとばしり、ダイニングテーブルの上にポタリと落ちる。

激しく軋むテーブルの脚もみず同様悲鳴を上げているようだ。

二人の動きが連動し、激しく波打ったかと思うと、みずきの身体がガクンと崩れ、力が抜けた。

荒々しい呼吸だけが残り、高宮の下でみずきは身動きがとれないまま、意識は宙をさ迷う。

高宮はそんなみずきを強く抱きしめ、容赦のない咽るような激しいキスを繰り返す。

呼吸もままならず意識が朦朧とするが、それを高宮からそらすことは許されない。

辛い筈なのに、求められれば身体が自然と喜び、無意識に高宮に応えてしまう。

その夜は、そんな行為が幾度となく続き、二人はベッドの上でもお互いを激しく求め合った。


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