幼き神は涙さえ演じて
嘘だらけの少年紳士は夜に許しを乞う

  「天にましますわれらの父よ、願わくは、御名(みな)の尊ばれんことを、御国(みくに)の」

 「何の真似です?」

  椅子に座り方杖をつく茶神の前に跪き、次々に自害していく者達を見て、クラウドは怒りを露にした。

 その横でキースが震えている。


 
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