幼き神は涙さえ演じて

 「さ、茶神サマ…」

 おろおろするキースを横目に、クラウドはジッと茶神を監視していた。

 「僕、またマリーとここで」

 不意に、クスリと。茶神の口元に笑みが落ちた。

 「まりぃ。逝かないで」

 投げた銃を拾い、キースに向けた。

 「え、ええ、え?」

 「おいていかないでよ、まりぃ」
 

 
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