転校生は芸能人!?
「カッコイイし〜」
そう言って、亮を見てると
あたしたちの視線に気付いたみたいで、眉間にシワを寄せてこっちを見た。
ほのかと愛理は「キャーキャー」言って騒いでる。
それを、怪訝そうな顔で見たあと、教室から出ていった。
「どこに行くのかな?」
「さぁ?トイレじゃない?」
あたしは、ほのかの質問に適当に答えた。
そのあと、先生が来たから
この話は、一旦強制終了して授業に入った。
あたしは、置き勉してるから後ろのロッカーに教科書を取りに行った。
すると、先生がダサ男くんに教科書は隣の人に見せてもらえ、とか言われていた。
すると、ダサ男くんがあたしに話しかけてきた。
「…教科書見せて貰ってもいい?」
「…あ〜、はい」
あたしは、教科書を渡してから
寝る体制に入った。
すると、隣から肩を叩かれて顔を上げると、ダサ男くんのドアップがあった。
あたしは、思わずビックリして叫んじゃって皆に笑われた。
「そんなに叫ばないでよ」
「で、何?あたし、寝たいんだけど」
あたしに用があるのかと思って聞いてみたのに、ダサ男は
「授業中に寝たらダメじゃん」
とか、言ってきた。