刹コイ
「よ、欲求不満って言いたいの!?」
「な、そんな大っぴらに言うなよ!?」
「私は初めては湯川くんがリードしてくれるのが良かったのー!!」

「言ったな?」
湯川くんがニヤッとする
後頭部を湯川くんのゴツゴツした「男の子」な手が支えて唇と唇が触れる、最初は軽いキスが優しく深くなっていく
彼の長いまつげが真剣な、熱い綺麗な瞳をより引き立てる
湯川くんからせっけんの良い香りが吹き抜けていく
湯川くんが下着のホックに手をかけようとした時私が制止する。
「…私、今汗臭いよ」
「…じゃ、シャワー浴びといで。俺はそのまんまでも全然良いけど」
「シ、シャワーお借りします。」
パッと体が離れる

「言っとくけど菜穂ちゃんが誘ったんだから、責任取ってねー♪」
「///」


ドギマギしている胸が苦しい。
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