1000回のアイコンタクト
安堵している片倉さん。


「心配…してくれたんですか?」


「当たり前じゃないか。」


少し照れたように言う片倉さん。


嬉しいなぁ!


「君は髪が長いね」


「そうかな?」

確かに胸ぐらいまであって長い。


「切ろうかなぁ?」


「あやせは長い方が似合うと思うよ。」


「そっか!」


片倉さんが長い方が似合うって言うなら切らない。


「あ〜ぁ…」


「どうしたんだい?」


「私、勉強遅れてるだろうなぁ…」


「僕でよければ教えようか?」


「いいの?」


「高校一年でしょ?解るよ。」


「すっごく助かる!!」


「明日から教えるよ」


「やったぁ!!すっごく嬉しい!」


「あやせ、ここ個室じゃないから!!
声大きい!!静かに!!」


だってだって!


あしたからも会えるんだよ!?

すっごくすっごく嬉しいんだもん!!
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