哀、ひとつ







 一歩ずつ

 一歩ずつ







 階段をゆっくりと踏みしめる







 この春

 あたしは高校生になった




 新しい教室を開くと

 今までに見たことのない人々で溢れかえってた








 、けたたましい音

 けたたましい笑い声





 ――― ……大嫌い








 教室に広がる笑い声が

 全て嘘のように聞こえる










 やっぱり、信じれるのはあの人だけ















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