魔法少女の恋の行方
『ヴィヴァヴァ・・・
  ヴォッヴェヴィ・・・』

いや・・やっぱ意味分かんないわ・・・

「お父様よろしく」

「えっとね
『いやだ・・・
 お前なんかに言われる筋合いはない』
               だって」

「ふ~んじゃ逃げないんだね?」

『ヴヴィヴィ・・・』

「そうだ・・・おまえを倒して
  俺は強くなる・・・」

「お父様さすがね・・・」

「まぁね」

いや・・・
自慢していいような
しちゃいけないような・・・
そんな気がする・・・

「まぁ・・・じゃあなたの名前は?
 倒す前に聞いてあげるわ」

『ヴィヴァル』

「へぇ~ヴィとか以外にもしゃべれたんだ」

それにはあたしもびっくり

「で?名前は?」

「あぁ~イアルだってよ」

「了解」

やっぱ魔物は単純ね

お父様もだけど・・・

父とは思えないくらいの
若いしゃべり方もなおしてほしいもんだわ

「じゃ・・・イアル・・・
 覚悟しなさい!
 お父様は今すぐ逃げて!
 春香に
 [[怪我するから治してね]]って言っておいて」

「なんでだ?
 美紅がいるんじゃ・・・
 そうか・・・わかった・・・」

よかった
ものわかりのいいひとで・・・

よし・・・結界を解いてっと

「お父様!走って!」

そのとたんイアルはお父様目掛けて
攻撃をする

瞬時に結界を張ったからいいが

よかった

「あなたの相手はこのあたし・・・
 風鈴寺美夏よ!」
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