魔法少女の恋の行方
「春香!だ、大丈夫なの?」

「あぁ~一応・・・な」

こんな体で・・・
大丈夫なわけないじゃん・・・

特に傷が深い二の腕
もしかしたら傷跡が残るかもしれない

もう
いつもの強気な春香はいない

いたとしても
もう
ボロボロ

「ねぇ、休んでて」

「い・・・やだ」

「休んでなさい!」

「は・・・はい・・・」

つい叫んでしまいました

休むって言ってるし
あとは美紅に・・・

「美紅、あの・・・」

『言わなくても分かってる
 春ちゃんの傷治すんでしょ?』

(↑春ちゃんていうのは春香の事です)

「なら、よろしく・・・」

『ラジャ~』

もうあたしは怒り爆発だった

春香はボロボロ
よく見てみれば周りなんか何もない

「よくも・・・
 よくも春香をこんな姿に!」

でもやっぱり
1番の要因は春香の怪我

だって親友にこんな姿になられて
黙ってるなんて無理

春香は結構危ない状態

"また"あたしのせいで
人を殺したくない

さて
退治しなきゃね・・・

「容赦なく行くわよ・・・
 ティロ・ファン!」

いつものように
いやいつもより早く撃っていく

< 39 / 71 >

この作品をシェア

pagetop