魔法少女の恋の行方
ん?
なんだろう?
変な気配がある?
ここの木の陰からだ・・・
「ねぇ弘人。救急箱の準備よろしくね
それと、あの荷物もよろしくね」
「いるみたいだな・・・俺気付かなかったよ
わかった、準備しておく」
「弘人が気づかない時ってあるんだね
じゃ、行ってきます!
行くよ!美紅!」
美紅っていうのは
私の使い魔なんだ
使い魔はあたしが授けた魔法で
魔法少女のあたしや春香を助けるの
ちなみに春香の使い魔は「ココロ」
っていうの
猫の形をしてて目がクリクリして
すごくかわいいんだ
美紅は人型
あたしの理想の女の子なの
髪は黒くて長くて目は大きくて
すっごくきれいな女の子
『わかったぁ〜
あ!弘人兄ちゃん!
なに?また美夏の付き添い?』
「あぁ
じゃ、持ってくる」
荷物は重いからいつも
大きな木のところに置いてあるの
弘人は魔物が力を
増やすのにはもってこいの相手だから
魔法で結界をはらしてもらうんだ
「ほら、美紅早くしないと
強くなるよ!
まぁもうこの時点で
すごい強い感覚がするけどね」
『うん・・・気をつけて行くよ』