魔法少女の恋の行方
結界を解き攻撃を仕掛ける

「ティロ・ファン」

その呪文を唱えると
銃がたくさんでてきた

「さぁ!覚悟しなさい!」

バンッ――バンッ――

魔力の塊でつくった銃を連続で打つ

相手も反撃をしてくる
その時
水の玉が首筋に当たる
幸い傷は深くない
だが少し苦しい・・・
もう・・・終わらせなければ
倒れる・・・

「カノン・ココ」

そういえば

「あなたの・・・名前は?
 倒す前・・・に覚えててあげるわ」

『うるさい・・・
 あなたに倒される覚えはないわ
 でも名前は教えて・・・あげる・・・わ』

「けっこう・・・きつ・・・そうね?」

『そりゃ攻撃をうけたからね・・・
 でも・・・あなたもきつそうよ?
 私の名前は〝純〟とでも
 名乗っておこうかしら?』

ふ~ん
まぁいっか

「わかったわ
 純・・・
 あなたを倒す!
 
 ティロ・ファン」

バンッ――バンッ――バンッ――

バババッン――――

これで・・・終わりよ

「ティロ・ストライク」

手のひらが
パァァァ――――っと光り輝いている
この魔法は相手の命のかけらをとるのに
使う魔法なの
            
だから
輝きをなくした後
純の命のかけらしかなかった

それを拾うと

「美紅?おい・・・で?
 命のかけらよ・・・」

『やった♪』

パクッ―――

『こいつの力は強いなぁ・・・
 あたしの力がふえたよ・・・!』

「よかった・・・」

あたしはそのまま
意識を手放した

『美夏!美夏!大丈夫?』

原因は
力の使いすぎと
首筋の怪我だったのは言うまでもなかった


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