道化師と菫の花/GIADOOLⅣ

「来たか・・・。」


 艦の音が止まる。


 自分の家のすぐ近く。


 扉が開く音がして、続いて聞こえてくるのは、こちらに向かう足音。




 ・・・・・・・・・数は・・・たったの一人?




「ただいま。」


 そして、聞こえてきたのは、聞きなれた声。


 理解は一瞬でした。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういうコトか・・・・。


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