今日から家政婦!
「あたし、敬語とか話せないんだけど
それと、どこで家政婦すんの?」
拓は考え込む。
しばらくの沈黙の後、出た答えは・・・
「いいよ、敬語とか話せなくて、
俺が理事長やってる学園の寮の人たちのとこだから」
えっ理事長?
拓に理事長ってつとまんの?
ウケるっ
ってそれは置いといて、
寮ってことは、同じ高校生ってことか。
確かに敬語とか無くてもいけそうだな。
「金は?住むとこは?」
「あぁ!金ならでるぞ、給料としてな。
後、住むとこはその寮だな」
おぉ!めっちゃおいしい話じゃん。
これは引き受けるしかないね。
「うん、あたし家政婦やる」
「二言は?」
「・・・・・ない!」
「よしっじゃ転校の手続きをしよう」
・・・転校?
っあぁ!そっか寮で暮らすんだよね。
「分かった!」
「よしっ!じゃぁさっそく行くか」
えっさっそく?
あっそうか、家ないもんな。
「制服とかは俺に任せて、行くぞ」
「うん」
どんなとこなんだろ、友達できるかな?
ドキドキする。