短編 My voice
なんどか母に心配されました。
けど、すべてははなせませんでした。
けれど、あたしが悩んでいたこと。
いやだったこの声のこと
母は静かにその話を聞いてくれました
あたしが話終わると一言だけ。
「声はね、神様がくれたんだよ。
たくさんの人と出会って、話して仲良くなるために」
今だって。
と。
それだけ言うと笑って母は話をやめました、
あの時のことは今でもすごく覚えています。
きっと忘れないです
だから、
あたしはこの自分の声をいつか生かして。
声優になりたいです。