片翼の天使
程よくワインが回る。
洗ったように綺麗になる皿。
このまま寝れたら最高なんだろうけど。

―ガチャリ―

バスローブを着た男が出てきた。
夢の時間はもう終わり。
後は男が押し倒してくるのを待つだけ。

「シャワーは?」
「え?あ…じゃあ浴びてくる」
「おぅ」

以外にもシャワーを許可される。
あたしもバスルームに入った。

「…」

絶句。
だってしょうがないじゃん。
今時って感じはするけどバスタブは猫足。
しかも金。
ボディーソープもシャンプーも有名ブランド。
化粧水·乳液も完備。
貧乏くさいけど持って帰ろ。

バスタブにお湯を張る間に髪を洗い体も流す。
流石はかの高級ブランド。
泡立ちがよければ香りもいい。

思わずホテルという事も忘れバスタイムを楽しんでしまった。
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