タロット☆マジック【完】
棒読みで、言う。
……だから何なのよ。
「占い部はやっぱり、占いをしなきゃ!」
そう言ってから、凜子はシュン……と少しテンションを下げて言った。
「じゃないと占い部を……は、廃部に……するぞって。校長先生がね……」
あー……そーゆー。
ただ単に、バカ言ってたわけじゃなかったんだね、凜子。
「頑張ろうね、雪ちゃん! 私からの部長命令!」
「あー、はいはい。」
久しぶりに来たな、部長命令。
それなら、自分が部長になれよ。って思ったヤツ。
そんなの、面倒臭いし、絶対イヤに決まってる。
凜子は、部長だからって私を見下したりしないから、嫌いじゃない。
嫌いじゃないけど……。
ハッキリ言おう。
性格が面倒臭い。