先生、あなたのことが好きでした。
エピローグ
「で、それからどうなったの?!」
「もー、声大きいってば!……先生は塾辞めたよ」
「先生に告ればよかったのに……」
「そんなことできるわけないでしょ?さ、もう帰ろ」
「また好きな人出来たら教えてね~」
「はいはい」
先生?
先生が塾を辞めて、まだちょっとしか経ってないね。
なのにすごく時が経った気がする。
でも、先生と話したりしたときのことは、昨日のことのように覚えてるんだ。
ちょっとおかしいね。