ちょっと秘密なメイド様!!


『素直になりなよ』

蒼也の言葉を、思い出した。

「な、……」

告げようとした口が、中途半端に開いて止まる。

「………」

素直に。………素直に、なる。

それなら。

「……おい、どうし………っ!!」

私はベッドから立ち上がり、賢也の方へ向き直ると、

「………ただいま」

正面から抱き着いた。


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