病みに恋





夜ご飯を食べてゆっくりしてると

「そろそろ開ける?」

「うん」

また慣れた手つきで準備をするルイ

「ルイってなんでそんなに慣れてるの?」

「興味があることにはすごく詳しいからね」

「そっかー」

「今日はちょっと痛いかも」

「大丈夫!我慢する」

「いくよ?」

いつもみたいに優しく聞いてくる

いつもと違う痛みにルイの腕を掴んでいた
筋肉のついた腕はたくましく男を思わせる

「もうちょっとだよ、蘭」

「ん」

何個も開けてるうちにその痛みさえ快感
になってくる

痛みに溺れるってこういうことなんだ

いくよ?っていうルイの声と表情が好き
1つになる最中と同じ顔をしてる

「完成〜」

「ほんと?」

「頑張ったね、蘭」

バカにしてんのかって突っ込みたく
なるのは秘密

「これでオソロだね」

ルイの嬉しそうな笑顔に心が温かくなる

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