病みに恋
刺青
ルイとセックスをしているとき
いつも目につくのが大きな龍の刺青
いつ見ても怖いと思わない
綺麗な肌に入れられた力強い大きな龍
はルイを表しているようだ
そんな刺青にまた惚れつつある私
行為のあと、それを眺めてると
「かっこいいだろ?」
なんて言って自慢してくる
「誰に彫ってもらったの?私もしたい」
「俺の知り合いの亮ってやつにやって
もらってるけど紹介してやろっか?」
「うん、ありがと」
さっそく電話してくれるルイ
「いつでもいいって」
「今日はだめかな?」
「行ってもデザインだけだよ?
今日は彫ってもらえないって」
「いいよ!行く行く」
きっと今の私の瞳はこのうえなく
キラキラしているだろう