病みに恋
今すごく幸せだ
今までなんのとりえもなく生きる意味を
失いかけてた私にピアスや刺青は生きる
意味を教えてくれてる気がする
「できたよー」
見せてもらったスケッチは私の思い通り
だった。私の心の中が全部亮さんにわか
るのかなって思うぐらいに好みだった
「すごく気に入りました!彫って下さい」
「いいよ」
「ありがとうございます」
嬉しくてしょうがない
ルイも隣でニコニコしてる
「よかったな」
「うん」
「亮さん、いつ彫ってくれますか?」
「基本的にいつでも暇だからいつでも
いーよ?」
「じゃあ明日でもいいですか?」
「うん」
「ありがとうございます」
これで私の背中には明日から私の生きる
意味を教えてくれる、伝えてくれる掛け橋
が舞う