病みに恋
昨日早く寝たせいか、今日は早く
起きた
ルイは私より早く起きていた
「蘭、今日は大勝負だね」
「ん」
「俺も隣にずっといるから」
「いや、ずっといなくていいから」
「だめだめ、彫る時裸になるんだから
亮が欲情しちゃう」
「んなことないって」
「俺が隣にいるって条件がついてないと
彫らさないから」
「はいはいわかった」
「そろそろ行くよー」
「はーい」
いつもはまた1日が始まるのかって暗い
気持ちになるけど今日はならない
私の背中には生きる意味が舞う
誰がなんて言おうと私の生きる意味は
そこにある