病みに恋
時間が止まればいいって
この時、本当に心から願った
しばらく何も言わずにただ
抱き合った
それからルイが2人になろって
愛たちから離れ夜の公園に向かった
愛も笑顔を取り戻したかなぁって
思うと自然と笑顔になる
久しぶりにルイと手を繋いだ
今まではあたりまえだったことが
今はすごく幸せに感じる
「ごめんな」
暗い公園にルイの声が響く
暗く表情が読み取れないけど
声だけで真剣さが伝わってくる
聞きたいことはいっぱいあるけど
いざとなると出てこない
「ねぇこの1ヶ月どこにいたの?
なにしてたの?心配したんだから」
「喧嘩してた」
「は?」
あんなに心配したのに喧嘩してた
っていうの?ふざけないでよ
「意味のある喧嘩。連れを守るための」
「連れって?」
「俺と俊のダチだよ」
「何があったかちゃんと説明して」