病みに恋
りるさんのすきなお酒に
媚薬を混ぜた
でもりるさんはすっごく敏感だから
なにか入ってるって絶対思う
だから私のに入れておけば怪しく思った
りるさんが私のほうのお酒を飲む
これで完璧だ
「りるさんっ」
「ん?」
「お酒飲みましょ?今日はいつも以上に
飲みます」
「酒、弱いくせに」
「大丈夫ですよ、はい」
「さんきゅっ」
するとりるさんはお酒を全部飲んでしまった
予想外...
「早く飲めよ」
「やっぱあたしいいや」
「なんで?」
「お酒の気分じゃないし」
「嘘つくなよ」
「え?」
「そん中、なんか入ってんだろ?
媚薬とか?」
「っ」
「俺が警戒して、そっち飲むと思ったんだろ?」
悔しいけど何も言えない
「早く飲め。俺に飲まそうとした罰」
りるさんの冷たい瞳が突き刺さる
だからしぶしぶ飲んだ