病みに恋
りるさんは本当によくわからない
「りるさんコックさんなの?」
「秘密」
「もー」
「大人になったらな」
って頭をポンポンしてくる
「あたし大人だもん」
「体とヤってる時の声だけな」
「変態」
「ほんとの事だろ?」
「りるさんの目当てってそれ?」
「は?」
「体目当て?」
「お前何言ってんの?」
「だってそーじゃん」
「違う」
「そうだよ」
「違うっつってんだろ」
あまりにも冷たく言うから涙がうかんだ
「もぉいいよっ」
何も持たずに家を飛び出した