病みに恋
喧嘩




どこも行く場所がない

私はりるさんやルイがいなかったら
ひとりぼっちなんだ

まだ太陽が登る今、みんなの幸せな顔が
私をひどく苛つかせる

通行人がぶつかってくると睨む

みんな怯えた顔して逃げて行く


痛みがほしい

痛みに溺れたい

何も考えられないくらいに痛みでいっぱい
になりたい

私が生きている事を教えて

私には痛みしか残ってないよ


道に落ちていた尖った鉄の棒を広って
体に傷をつける

鮮やかな血を見るたびに行きていることを
実感する


日は暮れ、暗くなってきた

冬の寒さには勝てない

とりあえず1番近くにあった公園に入った

ブランコに乗って揺れるたび、今の自分の
人生に泣けてくる

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