病みに恋
「りるさんッ」
今度はあたしから抱き付く
りるさんは頭を撫でてくれた
今度はちゃんと目を見て話す
「りるさん、大好き。これからもりるさん
のそばに居させて?」
「あたりまえ」
りるさんはそう言って優しくキスした
「じゃあ仲直りのアイスだね」
「待ってろ」
りるさんが取りに行ってくれた
いつもと同じで私がバニラでりるさんが苺
そして最後の1口
口移しで私とりるさんの口をさまよう
苺とバニラのアイス
体温でほんのり温かくなってくる
アイスと共に降ってくる甘いキス
いつもならこのタイミングで私を押し倒す
りるさんだけど
「期待した?今日はなし」
「なんで?」