病みに恋
そしてやってきた夜
「ほんとにヤるんですか?」
「SM?」
「ぅん」
「やらねぇよ」
「え?」
「俺そぅいうの嫌いだから」
「よかった」
私も内心ドキドキだった
「あの、りるさんに話あるんですけど」
「なに?」
「もうあたしたち、出逢って結構たち
ましたよね?」
「そぅだな」
「あたし、もっとりるさんのこと知りたい
んです。仕事の事とか家族の事とか。
りるさんのこと、もっと知っちゃだめですか?」
「可愛いこと言うな」
そう言ってディープキスをしてきた
「もぉりるさんっ。真剣に言ってるんです」
「兄弟も親もいねぇ。」