病みに恋






ルイと出会って1ヵ月

ファーストピアスはそろそろ
外していい時期になりルイとお揃い
のシルバーのかっこいいピアスを
耳につけた

「蘭とオソロだー!嬉しいね」

そんな子供のような無邪気に笑う
ルイがとても愛しかった

「また新しいの開けてよ」

「そーだね。次はどーする?」

「耳はルイと全部同じにして」

「2回目で俺と全部同じってかなり
開けるね。でも早く同じにしたいし
今日開けちゃう?」

「うん」

自然と笑顔になっていたことに
自分でも気がついた

「じゃあ今日はコンビニで夜ご飯
すませて早く開ける準備しよう」

「そうだね」

ルイも嬉しそうにしてるからこっち
までまた嬉しくなっちゃう

そして手を繋いでコンビニまで行き
夜ご飯を買って家に帰った

こんなゆるい生活が私にはぴったり

少し暗くなった夏の空は
私とルイを優しく見守ってくれていた

こんな毎日が続けばいいのにって
恥ずかしいから言えないけど、ずっと
心の中で思ってるんだ

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