病みに恋
そして近くの公園のベンチに座った
空を見ると、星が輝いていた
私が今見る星の輝きは何千年も前に
光ったもの
音より早く伝わる光だけどたくさんの
日々をかけないと届かない
それだけ宇宙の広さが広いことを実感する
星になりたい
そう思った
私が苦しみだけの人生を生きていることが
たくさんの時をこえたら輝きとして誰かに
認めてもらえるかもしれない
私の生きた輝きを見てもらいたかった
私の小さな願いをかき消すかのように、
純粋な水が私の体の一部となっていく
静かな夜は進み続けた