やりたいこと
「でも?」

「走れなくなった私に待っていた言葉は…“お前のせいで負けた”とかばかりだった…。」

「酷い…高松ちゃん頑張ったのに…」

「でも…誰よりも酷かったのは顧問の先生だった…。」

「えっ?」

高松ちゃんは窓の外の夕陽を見ながら…答えた。

「“痛いなら痛いと言えば良かったんだ!!それなのに自分が出たいが為に我慢しやがって!!お前のせいで負けたんだ!!”…この言葉、今でも忘れられないんだ…」
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