やりたいこと
そう言った彼女の頬には一筋の涙が流れた。

「それから病院に行ったら…もうバスケは無理だって言われた。」

「そう…だったんだ…」

「二宮くんには…そんな思いをしてほしくない!!だから…明日の試合は頑張って応援しようよ…!!ベンチに入らなくても仲間は仲間なんだから!!」

「仲間…?」

「そうだよ!!仲間だよ!!…二宮くんはいつも何で頑張れてる?」

何で頑張れてる…?
いつも試合してる俺を包んでるのは―…
仲間の声…ボールをドリブルする音…みんなの声援…!!
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