あの日に戻るまで
「あいつもおかしいよなーごめんな日和」
仁が顔を歪め私に謝ってきた
いや実に面白いお方ですよ
「行こっ日和」
私は仁と陸斗くんと光希で旅館まで向かった
その旅館はすごいご立派で最近できたと言っても昔の建物のように和が仕込まれていた
女将さんたちは綺麗な着物に身を包んでいて
接客もとてもいいものだった
光希は陸斗くんとロビーで騒いでいた
仁はその2人の様子を肩を揺すって笑っていた
「成宮様成瀬様のお部屋へご案内いたしますのでこちらに」
私がチェックインすると…
まず始めに私たちが案内された
和と言っても外見がむかしの建物のようで中は娯楽施設で溢れていた
卓球やらビリオード
カラオケにゲームセンター
広さも十分にあってとても楽しめるスペースだった
「日和ーここ綺麗だよー」
私たちの部屋は2人部屋と言っても一番広い部屋らしく平気で6人は寝泊まりできる
こんなところで2泊3日なんて幸せだ