あの日に戻るまで




仁は突然笑い始めて



「うんいくよ俺も行かないならここで待ってたりしないでしょ?」



そ、それもそうだ
かっこ良く笑うのにだからびっくりしてしまった

不本意に顔が赤くなる


どうしてこうも仁に振り回されるのだ?



「あの二人はしゃぎすぎだろ」



仁の声で我に帰った
もう三人は前を歩いていた

私は一人取り残されている状態だった

急いで仁の隣まで行く


仁は今気づいたのか私を見下ろしている


本当に身長高いなー180はあるよね?


仁じゃないみたいだ



「ごめん置いて行ってた!」



「いやーいいよ私考え事してただけだから!」



仁ってこんな感じだったけ?
昔は素直に謝ったりしなかった

もっと逆にいじめられていたイメージのが強い


こんな王子様のようなそんざいじゃなかった



< 23 / 55 >

この作品をシェア

pagetop