あの日に戻るまで
仁は突然笑い始めて
「うんいくよ俺も行かないならここで待ってたりしないでしょ?」
そ、それもそうだ
かっこ良く笑うのにだからびっくりしてしまった
不本意に顔が赤くなる
どうしてこうも仁に振り回されるのだ?
「あの二人はしゃぎすぎだろ」
仁の声で我に帰った
もう三人は前を歩いていた
私は一人取り残されている状態だった
急いで仁の隣まで行く
仁は今気づいたのか私を見下ろしている
本当に身長高いなー180はあるよね?
仁じゃないみたいだ
「ごめん置いて行ってた!」
「いやーいいよ私考え事してただけだから!」
仁ってこんな感じだったけ?
昔は素直に謝ったりしなかった
もっと逆にいじめられていたイメージのが強い
こんな王子様のようなそんざいじゃなかった