あの日に戻るまで





「で、どうしたの?」


「スルーですか…いやー今度の日曜日空いてるかきこうとしまして。」


私は頭の中で考えてみるが考えるまでもなかった


「空いてるよー暇人同盟組んでる仲だし」


「私は組んだ覚えはないなぁー」



向こう側から飽きれたというように光希が話し始めた



「ならよかったわ、今から…」


「あっ!」



私は光希の会話を遮って大きな声を出してしまった



「日和!どうしたの?なんかあった?」


向こうの光希は心配し私を呼ぶ



「あのねー、今日のガラガライベントで一等勝をとってね、へへー温泉旅行ゲットしたからその日にいかない?」



私が提案すると一瞬間が空いたと思ったら耳を引きちぎるかのような凄まじい高い音が耳の中をこだました



< 3 / 55 >

この作品をシェア

pagetop