あの日に戻るまで




光希は納得したようにニヤニヤと笑い始めた

でもその目線は私に向けられたものではなく、仁に向けられたものだ


仁は顔が赤かった




「かっこいー仁くん!」



さらに赤くなる仁

何かがのしかかってきた

ズキズキと心臓が痛む

光希き褒められててれる仁を見ると胸のあたりがモヤモヤとなる

なんでだろう?




「///再開するよー」




仁の合図と共に試合が開始した


11-6で私たちの勝利となった
私は飛び跳ねて喜んだものの何かが重たい

きっとこれの名前を私は知っているけど…認めたくないのだ



だって私は



仁のこと何とも思ってないんだから!




< 32 / 55 >

この作品をシェア

pagetop