あの日に戻るまで




私がすぐ拒否を示した
光希は慣れているように勝手に中に入って行く

陸斗くんと仁は一緒懸命に私を押す


私は必死に踏ん張っていた



周りから見たらあの人たちなにやってんの?

って感じですね


だって苦手なんだもん


写真なんてプリなんてなくなれー



私がイヤイヤと首を横に振ると陸斗くんと仁の動きが止まった
前を歩く陸斗くん


ほー


諦めてくれた

そうだよそれが一番だよ!



私が一瞬力を抜くと視界がぐっらっと180度変わった




「きゃっ‼」




「ごめんな日和。俺は日和とプリ撮りたいから」




真上に仁の顔がある
えっとえ?
今なにが私の身に起きてるの




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