恋合わせ -私じゃ…ダメなの?-
そして、点けたテレビを照明がわりに部屋の灯りを消してベッドに潜り、うとうとしながら、気がつけば朝を迎えている。
それがあたしの最近の生活パターン。
寮での生活をほとんどベッドの中でゴロゴロしてすごしていたから、飴を食べなきゃいけないほど小腹がすくこともなかったんだ。
「夏目さん、ダイエットのために飴を食べるのやめたとか?」
「別に…ただなんとなく食べたくないだけ」
星野さんはあたしと渋谷さんとのことを何も知らない。
「それより星野さんほうこそ大丈夫なの?」
「え、あたし?」
「だって“おめでた”なんだよね? ココの仕事は体力勝負の仕事だし、もう辞めたほうがいいんじゃない?」
「うん。カレシにも“辞めたほうがいい”って言われたから、実は来月いっぱいで退職することにしたんだ」
「そのほうがいいと思うよ」
「そーいや、あたし、来月、カレシと籍を入れることになったんだ」
「へぇ、いいな…ある意味、女として幸せの絶頂にあるワケだよね? 赤ちゃんができて、入籍までしちゃうなんてさ……」
それがあたしの最近の生活パターン。
寮での生活をほとんどベッドの中でゴロゴロしてすごしていたから、飴を食べなきゃいけないほど小腹がすくこともなかったんだ。
「夏目さん、ダイエットのために飴を食べるのやめたとか?」
「別に…ただなんとなく食べたくないだけ」
星野さんはあたしと渋谷さんとのことを何も知らない。
「それより星野さんほうこそ大丈夫なの?」
「え、あたし?」
「だって“おめでた”なんだよね? ココの仕事は体力勝負の仕事だし、もう辞めたほうがいいんじゃない?」
「うん。カレシにも“辞めたほうがいい”って言われたから、実は来月いっぱいで退職することにしたんだ」
「そのほうがいいと思うよ」
「そーいや、あたし、来月、カレシと籍を入れることになったんだ」
「へぇ、いいな…ある意味、女として幸せの絶頂にあるワケだよね? 赤ちゃんができて、入籍までしちゃうなんてさ……」