放課後ドロップ
 わわっ、ちょっと本当に待って!
 このままじゃ、私、見世物じゃん!

 なんて心の中で叫んで、口からは、
 へっ? というどうにも気の抜けた音がもれた。

 だだだだ!だって!


「どうかした?」

「え、あ……なんで純くんまで地べたに座る、んですかっ」


 箒とちりとりの無い側になんと座ってしまったのだ。
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