〜うちのバストの秘密〜
…みんなの視線が痛い。
……おばあさんの笑顔が怖い。
………何より、彼が、恐ろしい。
「……す、すみません。」
ようやく発した声は掠れてて、か細いものものだった。
ヤダ、ヤダ、ヤダぁー
最悪、最悪、最悪ぅーー
頭の中は、これしかない。
これほどの羞恥心、今まで味わったことがあっただろうか。
誰一人、フォローしてくれる人がいない…
今ばかりは、穴の中では永久冬眠していたい。
この不覚事実を、抹消できるくらい、長い長い長〜い時を得て、
ニュー夕花になって戻って来たい。