〜うちのバストの秘密〜



…早く着いてぇ!!



早くこの辛すぎる空間から解放させてくれぇ〜






バスの隅っこで小さくなっていると…



「…災難、でしたね?」



ふいに後ろから声をかけられた。



あまりに突然で、ビクッと肩を震わせると




「そんな驚かないでくださいよ?」




さっきの悪魔の声がした。



キッと振り向き様に睨みつけると、


「悪いのは、僕ですか?



勘違いしたのは君なのに?」




…うっ



返す言葉もございません。




勘違い馬鹿は、紛れも無く、うちなんだ…



つい、八つ当たりなんてした自分に自己嫌悪。
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