〜うちのバストの秘密〜
…シューッ
バスが大きく揺れる。
停車したんだぁ、
なんて呑気なこと考えてたら、目の前には広大な我が高校のキャンパスが広がっていた。
…プシューッ
バスの扉が開く。
…え、降りなきゃじゃん!
少し焦りながら…
じゃあ、さようなら。
隣の意地悪男に、そー言おうとしたのだが、
隣を見ると、彼はいなかった。
…え? あの人もこのバス停だったのかな?
…いつの間に。
…に、しても一言くらい挨拶してくれてもいいじゃん!
若干膨れながら、自分もバスから降りて、
もう遅刻決定だから、のんびりと歩いてく夕花だった…