〜うちのバストの秘密〜






「これ、落ちてた。」



そう言って米粒みたいにちっちゃい何かを、うちの目の前にかざす伊藤。




スパイクの、ピン…?!


太陽の光を受けて銀色に光るそれは、確かに競技場用のスパイクのピンだ。


それはわかるけど…なんで伊藤がそんなものを?しかも、伊藤がここにいる理由と関係あるわけ?




さっぱり訳が分からなくてお手上げ状態のうちを見て、呆れたように伊藤がフッと笑う。








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