「好きじゃねーよ、大好き。」
プロローグ





私は、昨日……

ずっとずっと好きだった彼に告白しました。


「好きです!あのっ、振られるのは分かってますけど(泣)」


もちろんダメ元だったので、

振られる覚悟はしてたけど……。

しかも彼は、

モテるから色んな人に告白されている。

なのに、その全てを振っていた。


鮫島 海斗くん。


「……いいよ。」

「へ?」

「だから、付き合ってもいいよ。」


……嘘でしょ?

え?

ガチでいいの?


「本当にいいの?」

「あんたがコクってきたんじゃん」

「でも、なんで?」

「さぁね。」

「……………?」

「気が向いた、からかな?」





< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop