「好きじゃねーよ、大好き。」
「てかなんでうちの前にいたの?」
「んー、たまたま。」
「じゃ、なんでうち知ってるの」
「んー、たまたま。」
たまたまが多いな。
てゆうか、
適当すぎでしょ。
「会いたかったから来た。」
「え?なに?」
「なんでもない。」
「え、気になるじゃん」
声小さくて、
聞こえなかったんだけど(泣)
その後は、普通に話して……
******
「暗くなっちゃったね」
「そろそろ帰るか。」
少し寂しいけど。
しょうがない。
本当は鮫島くんは私のこと好きじゃなくて……
ただ、暇とかで付き合ってくれてるんだもん。
これ以上、
甘えちゃだめだよ。
今日は奇跡だったんだよね!うん
「れい〜?お友達来てるなら夕飯ご馳走するわよ〜?」
「聞いてみる!」
「鮫島くんどうする?」
「頂く。」