委員長とあいつ
【委員長と出逢い】
「いってきまーす!」
私、押谷美咲(おしたにみさき)高校二年生。
春休みも終わって今日から新学期。
これから一年どんな事があるんだろう。と心が弾んでいた。
「「あたし達一緒のクラスだよー♪」」
「「うわー俺、C組じゃんよー…」」
学校につくとクラス発表の看板をみて沢山の生徒たちが
会話していた。
私も、自分のクラスを確認するために看板に近付いた。
「んー…。どこだろ…痛っ」
誰かに足を踏まれ振り向くとそこには
学年一女好きといわれる、仙道裕也(せんどうゆうや)が
派手な顔立ちの女の子をつれていた。
「……あのー…。」
「ん?なに?俺に何かよう?」
(こいつ…すかした顔しやがって…)
「足!!」
「あし…?あー。ごめんごめん。てっきり俺と遊びたい子かと思った(笑)」
「はぁ?あんたみたいな人こっちがごめんだ!」
私はそう言い放ち自分のクラスであるB組に向かった。